1期目4年間の歩み 16回連載の3回目 「大人の経験が通用しない!」

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『大人の経験が通用しない!』

1期目4年間の歩み・16回連載の3回目

☆ 活動レポート3号もご覧ください

議員1年目は、教育施策にかかわる観光文教委員会に所属しました。

地元地域では、中学校区少年指導協議会会長を4年間務めました。小学校児童の登校の見守りもしています。子どもがとても身近な存在です。

ある日「ネット環境から子どもを守る」のテーマで勉強会をひらき、その子どもたちを取り巻く環境は、私たちの世代が子育てした頃と比べ、すっかり変わっている現状に驚きました。

ネット社会の急激な広がりと共に、いじめの問題は複雑化かつ、見えづらくなったそうです。子どもが被害者にも加害者にもなってしまう、危険と隣り合わせにいることを知りました。特にショックを受けたのは、ネットトラブルに巻き込まれた子どもの40%余りが、誰にも相談できずに我慢している事実です。

私たち大人は、子どもとどのように関わるべきか。子どもの支援に38年間取り組んでこられた方から、ひとつの答えをいただきました。

「困りごとを抱え悩んでいる子どもに、大人は、安易に自分自身の経験から助言などを行ってはいけない。何に困り、悩んでいるのか、真摯に子どもから聴くことが重要。すべての大人は、子どもとのかかわりにおいて、認識を新たにする必要がある。」

現場で活動しておられる方々から学んだことを、行政施策に反映するため、入念な準備の下、議会で質問・質疑を積み重ねています。

【3回目につづく】

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